松下幸之助の言葉から学ぶ不況に立ち向かう心得
松下電器(現在:パナソニック)を創業し「経営の神様」と称される松下幸之助は、不況に見舞われて業績が低迷している時こそ、会社を発展させるチャンスととらえました。
〇景気の悪い年は、ものを考えさせられる年。だから、心の改革が行われ、将来の発展の基礎になる。
〇不況は贅肉をとるための注射である。いまより健康になるための薬であるからいたずらにおびえてはならない。
〇「苦労は買ってでもせよ」というが、不況とはその貴重な苦労が買わずとも目の前にあるときである。
〇不景気でもいいものは売れる。だから、品物がよく価格も適切なら、不景気でなくなる。
〇かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。
このように松下幸之助は、不況の時ほど、好況時には気づくことができなかった課題を発見したり、手つかずのままにしていた懸案事項にメスを入れたりすることができるなど、前向きにとらえること。また、必ず道はあるという考え方で臨みました。この考え方を参考に、コロナ不況を乗り越えましょう。
(名言の出典:『THE 21』(PHP研究所),1992年11月号)
令和3年1月8日
加藤会計事務所 事務所案内より
※本コラムは旬刊で、時折のテーマを提供してまいります。ご期待ください。